Fruit Juice in Infants, Children, and Adolescents: Current Recommendations
Pediatrics 2017: 139(6): e20170697
ここでいう果物ジュースとは100%ジュースのことを指していてもっと薄いジュースとは区別されていますが, 薄いジュースでも同じ問題は抱えています.
また, 原文では量の単位で"オンス"が用いられていますが, 1オンス=約30mLとしています.
また, 原文では量の単位で"オンス"が用いられていますが, 1オンス=約30mLとしています.
推奨の要約
1. 年齢毎では以下のように果物ジュースの摂取を制限すべき(臨床的に適応とならない限り):
・1歳未満: 摂取しない
・1-3歳: 1日約120mLまでに制限
・4-6歳: 1日約120-180mLまでに制限
・7-18歳: 1日約240mLまでに制限
2. 幼児では1日を通して簡単に果物ジュースを摂取できるようなボトルなどで摂取させない. また, 寝る時間に果物ジュースを与えない
3. 推奨される果物の摂取はそのままの果物で摂取するように勧められる. ジュースでの摂取と比較した場合, 果物そのものの有益な点として以下のものを教育されるべきである.
・食物繊維の有用性
・同じカロリーを摂取するのにより時間がかかる
4. 必要な水分量を確保するには以下のもので十分である:
・乳児: 母乳やミルク
・小児: 低脂肪/脱脂肪牛乳や水
5. 体重増加不良や過剰な体重増加のある小児の評価において, 小児科医はジュースの摂取量を把握すべき.
6. 慢性下痢, 過剰な鼓腸, 腹痛, 腹部膨満のある小児の評価において, 小児科医はジュースの摂取量を把握すべき.
7. 齲歯(むし歯)のリスクの評価において, 小児科医は果物ジュースと齲歯の間の関連性に話し合い, ジュースの摂取量と方法について把握すべき.
8. 小児科医は以下のように主張すべきである:
・若年小児の食事において果物ジュースを減らす
・体重増加不良や過剰増加のある小児における果物ジュースの除去
9. 果物ジュースの摂取を減らし, 果物摂取を促すような指針を小児科医は支持すべき
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