Neonatal jaundice
and risks of childhood allergic diseases: a population-based cohort study.
Pediatr Res 2015;
78(2): 223-30
新生児黄疸とその後のアレルギー疾患発症との関連性を検討した研究
・対象: 2000-2007年に新たに新生児黄疸と診断された27693人の新生児と, マッチさせた黄疸のない55367人のコホート
・アレルギー性結膜炎(AC), アレルギー性鼻炎(AR), アトピー性皮膚炎(AD), 喘息, 蕁麻疹の発生率とハザード比(HR)を計算した
結果
・新生児黄疸コホートは非新生児黄疸コホートと比較して5つのアレルギー疾患の罹患密度とハザード比が有意に高かった
・HRは年齢とともにわずかに低下した
・非新生児黄疸コホートと比較した新生児黄疸コホートのそれぞれのHR:
・AR: HR 2.51
・AD: HR 2.51
・喘息: HR 2.41
・AC: HR 2.24
・蕁麻疹: HR 2.06
・光線療法はアレルギー疾患のリスク上昇と有意に関連していた
・交換輸血は蕁麻疹のリスク上昇と有意に関連していた
・出生時体重別に層別化した場合でも,
いずれの群でもHR上昇は認めていた
まとめ
・新生児黄疸があった小児ではのちにアレルギー性疾患を発症しやすいかもしれない
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