Risk factors for
recurrent intussusception in children: a retrospective cohort study
BMJ Open. 2017 Nov
16;7(11):e018604
小児の再発性の腸重積における危険因子を検討した後方視的研究
・2012年1月から2016年7月までの後方視的研究
・臨床的特徴と病的lead pointについて評価
結果
・191人の患者で481回の再発性の腸重積のエピソードがみられた
・87人は1回の再発, 104人は複数回の再発がみられた
・単変量解析を用いた, 非再発性の腸重積と比較した再発性の独立性の危険因子:
・年齢(>1歳)
・症状の期間(≦12時間)
・嘔吐がない
・腫瘤の部位(腹部の右側)
・病的lead point
・病的lead point:
・4例はMeckel憩室, 8例は重複腸管, 4例はポリープ, 3例は腫瘍であった
・嘔吐と腫瘤の部位(腹部の左側)がlead pointを有する再発性の腸重積を有意に予測していた
まとめ
・腸重積症例において上記の危険因子がある場合には, その後の経過に注意したほうがよいかもしれない
・再発の危険因子とlead pointの予測因子が大きく異なることはやや興味深い
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