Respiratory and
Enteric Virus Detection in Children.
J Child Neurol
2017; 32(1): 84-93
熱性けいれん患者と健康なコントロールでのウイルス検出について比較した前方視的研究
・熱性けいれん患者と, 年齢をマッチさせたコントロールとで比較
・鼻咽頭と便におけるウイルス検出について検討
結果
・熱性けいれん患者192人, 健康なコントロール156人が対象
・呼吸器もしくは腸管のウイルスの検出率:
・熱性けいれんの児: 72.9%
・コントロール: 51.4%
・もっとも強力に熱性けいれんと関連していたウイルスはインフルエンザ, RSウイルス, パラインフルエンザウイルス, ヒトコロナウイルス, ロタウイルス
・熱性けいれん患者でのウイルス陽性における年齢調整オッズ比:
・インフルエンザウイルス: 79.4
・パラインフルエンザウイルス: 2.8
・RSウイルス: 7.2
・ヒトコロナウイルス: 4.9
・ロタウイルス: 22.0
・検出されたウイルスは熱性けいれんの臨床的特徴に影響を与えなかった
まとめ
・いくつかの呼吸器ウイルスやロタウイルスは熱性けいれんと関連が強かった(特にインフルエンザ)
・今回の報告では臨床像に違いはみられなかったが, インフルエンザではいくつか臨床的特徴がみられたとする報告もあるため(J Child Neurol 2014; 29(10): 1326-32), 臨床像に関してはさらなる検討は必要かもしれない
まとめ
・いくつかの呼吸器ウイルスやロタウイルスは熱性けいれんと関連が強かった(特にインフルエンザ)
・今回の報告では臨床像に違いはみられなかったが, インフルエンザではいくつか臨床的特徴がみられたとする報告もあるため(J Child Neurol 2014; 29(10): 1326-32), 臨床像に関してはさらなる検討は必要かもしれない
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