2017年11月7日火曜日

小児横断性脊髄炎の予後予測因子

Prognostic indicators of acute transverse myelitis in 39 children.

Pediatr Neurol 2013; 49: 397-400

小児の横断性脊髄炎の予後予測因子を検討した研究

・記録された臨床疫学的データと, フォロー期間中に修正Barthel Indexを用いて評価した日常生活動作についてレビューして検討
・研究期間: 1995-2008年


結果

・39人の患者が確定的な急性横断性脊髄炎の基準を満たした
・平均経過観察期間は102.7か月
・2人(5.1%)の診断が経過観察中に多発性硬化症に変更された
・以下の項目がある場合に神経学的後遺症が生じやすい:
 ・神経学的欠損が最大となるまでの期間が短いこと
 ・ピークの神経障害の期間が長いこと, および最初の治療開始までの期間が長いこと
 ・髄液の蛋白値増加
 ・二次性感染症への罹患

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