2017年11月10日金曜日

急性中耳炎の治療失敗の予測因子

Prognostic Factors for Treatment Failure in Acute Otitis Media
Pediatrics 2017; 140(3): e20170072

急性中耳炎(AOM)の治療失敗における予測因子を検討した無作為二重盲検プラセボ対照試験
6-35か月のAOM患者をAMPC/CVA (40/5.7mg/kg/day), もしくはプラセボの7日間投与のいずれかに無作為に割り付けた
・主要評価項目は治療失敗まで時間


結果
・全小児の31.7%で治療失敗が発生した
・以下の場合では治療失敗のハザードが低下する:
 ・より年長の小児(24-35か月)
 ・ティンパノグラムでのピーク形成がある (A型もしくはC)
著明な鼓膜膨隆が見られた小児で, 抗菌薬治療群とプラセボ群との間での治療失敗率の差がもっとも大きかった(11.1% vs 64.1%)


まとめ

3歳未満の急性中耳炎患者において, 2歳以上やティンパノグラムでAもしくはC型の場合には, 初期の経過観察には適した患者かもしれない. また, 著明な鼓膜膨隆がある場合, 抗菌薬治療の有益性が大きいかもしれない

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