2017年11月18日土曜日

小児集団におけるインフルエンザA (H1N1)pdm09の重症の臨床的予測因子

Clinical predictors of disease severity during the 2009-2010 A(H1N1) influenza virus pandemic in a paediatirc population.
Epidemiol Infect 2015; 143(14): 2939-49

インフルエンザA (H1N1)2009-2010年のパンデミック時の疾患重症度の予測因子を調べた米国での後方視的研究
・研究期間: 20094月から20106
・大勝: Texas Children’s HospitalERを受診したインフルエンザA (H1N1)感染症罹患児
・疾患重症度は非入院, 入院, ICUへの入院の3段階で定義


結果
696人の小児が対象となり, うち38%が入院し, 17%ICUへ入院した
・重症インフルエンザに関連した症状:
 ・呼吸困難(オッズ比(OR) 5.82)
 ・頻脈(OR 2.61)
 ・倦怠感(OR 1.96)
・疾患重症度に関連した, 罹患前に存在した健康状態:
 ・発作性疾患(OR 4.71)
 ・肥満(OR 3.28)
 ・肺疾患(OR 2.84)
 ・早産での出生(OR 2.53)
 ・血液疾患(OR 2.22)

 ・発達遅滞(OR 2.20)

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