Utility of
neurovascular Imaging in Acute Neonatal Arterial Ischemic Stroke
J Pediatr 2017;
188: 110-4
動脈性虚血性脳梗塞(AIS)に罹患した新生児のMRA所見を有する頻度と臨床的特徴を評価した単施設後方視的研究
・対象期間: 1991-2012年
・MRA所見を有する患者の臨床データとMRA所見正常の患者のものとを比較した
結果
・新生児AISの症例が142例特定された(全例が生後7日以内に発見された)
・そのうち81例でMRIとMRAが施行された
・MRAが施行された81例のうち29例で血管の異常や正常亜型が認められた
・発生率は20-35%
・血管の狭窄や分枝の低形成がもっとも頻度の高い異常であった
・脳梗塞の分布: (両群間で半球障害に有意差なし)
・MRA所見正常群: 右側13例, 左側28例, 両側7例
・MRA所見を有する群: 右側7例, 左側17例, 両側5例
・Apgar score:
・MRA所見正常群: 1分8±2.5点, 5分9±1.7点
・MRA所見を有する群: 1分6±3.1点, 5分8±1.7
・Apgar scoreの5分での低値と敗血症の存在がMRA所見を有する新生児でより頻度が高かった
・MRIとMRAが施行された81例中, 47例(58%)で心臓超音波検査が施行された
・心臓超音波検査が施行された47例中18例(38%)で異常所見がみられた
・MRA所見の有無で有意差はなかった
0 件のコメント:
コメントを投稿