Vitamin D
supplementation to prevent acute respiratory tract
infections:
systematic review and meta-analysis of individual
participant data
BMJ 2017; 356:
i6583
急性呼吸器感染症におけるビタミンD補充の効果を評価するための,
RCTの参加者個人のデータ(IPD)のシステマティックレビューとメタアナリシス
・ビタミンDとプラセボとを比較したRCTが対象
・参加者は小児, 成人の両者
結果
・25の適格なRCTが特定された(参加者は全11321人で, 年齢は0-95歳)
・IPDは10933人(96.6%)から得られた
・ビタミンD補充はすべての参加者において急性呼吸器感染症のリスクを低下させた(調整OR(aOR) 0.88)
・サブグループ分析では, 追加のボーラス投与のない毎日か毎週の投与で防御的効果がみられた(aOR 0.81)が, 1回以上のボーラス投与ではみられなかった
・毎日か毎週投与された人において, ベースラインの25(OH)ビタミンD≧25nmol/Lの人と比較して, 25(OH)ビタミンD<25nmol/Lの人で防御的効果はより強かった(aOR 0.75 vs 0.30)
・ビタミンDは最低1回以上の重大な有害イベントを経験した参加者の割合に影響を与えなかった
・年齢は独立してビタミンDの効果に影響を与えなかった
結論
ビタミンD補充は安全で急性呼吸器感染症に対して防御的効果がある. 防御的効果はビタミンD欠乏のある人でより強い, 追加のボーラス投与をしないことがもっとも有益
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