Effect of
high-Dose vs Standard-Dose Wintertime Vitamin D Supplementation on Viral Upper
Respiratory Tract Infections in Young Healthy Children.
JAMA 2017; 318(3):
245-54
高用量vs標準量ビタミンD補充が若年小児における冬季上気道感染症の頻度を減らすかどうかを評価するための無作為対象試験
方法
・標準量: 400IU/日
・高用量: 1200IU/日
上記を9-5月までの間の最低4か月間投与して
・両親が採取した鼻スワブに基づいて臨床検査で確認されたウイルス性上気道感染症の数
・インフルエンザ感染症, 非インフルエンザ感染症および両親から報告された上気道疾患の数, 最初の上気道感染症までの期間, および研究終了次での血清25-hydroxyvitamin D値
を評価した
結果
・参加者703人を無作為に割り付けた(平均年齢2.7歳, 57.7%が男児)
・699人(99.4%)がtrialを完遂した
・臨床検査で確認された上気道感染症の平均罹患数は下記の通りで有意差なし:
・高用量群: 1.05回
・標準量群: 1.03回
・最初に臨床検査で確認された上気道感染症,
もしくは両親から報告された上気道感染症までの期間の中間値も有意差なし(3.95か月vs. 3.29か月)
・研究終了時での血清25-hydroxyvitamin
D値は高用量群48.7ng/mL, 標準量群36.8ng/mL
まとめ
・これらの所見はウイルス性上気道感染症の予防において小児での高用量ビタミンD補充のルーティーンでの使用を支持しない.
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