Epidemiology of
Acute Otitis Media in the Postpneumococcal Conjugate Vaccine Era
Pediatrics 2017
August
肺炎球菌ワクチン導入後の急性中耳炎(AOM)の疫学的研究
・2006年6月から2016年6月までの10年間で, 615人の小児を生後6-36か月まで前方視的に管理した
結果
・1歳までに23%が1回以上, 3歳までに60%が1回以上AOMに罹患した
・3歳までに24%が3回以上AOMに罹患した
・好発年齢は6-12か月
・多変量分析での危険因子: 男児, 非ヒスパニック系白人, 反復性AOMの家族歴, 保育所への通所, AOMの早期発症
・6か月間で3回以上, もしくは1年で4回以上AOMに罹患した, 鼓膜穿刺で確認された中耳炎の危険因子: 男児, 保育所への通所, AOMの家族歴
・生後6か月までの母乳栄養は予防的であった
・厳重に確認されたAOMはより若年で発症した小児でも罹患しやすかった
・肺炎球菌ワクチン導入後, AOMの原因に占める割合はS. pneumoniaeが有意に低下し, M. catarrhalisは有意に上昇した
結論
肺炎球菌ワクチン後, AOMにおける疫学的には大きな変化が見られたが危険因子には大きな変化はなかった
0 件のコメント:
コメントを投稿