2017年8月7日月曜日

重症川崎病の小児におけるプレドニゾロンに関連した徐脈

Bradycardia Associated with Prednisolone in Children with Severe Kawasaki Disease.
J Pediatr 2017; 185: 106-11

重症川崎病におけるプレドニゾロン(PSL)に関連した徐脈を評価した後方視的研究
PSL+IVIG群とIVIG単独群とを比較した

結果
PSL+IVIG群はIVIG単独群と比較して有意に徐脈の有病率が高かった(79.1% vs 7.1%)
・徐脈発症までの時間の中間値は63時間
・プレドニゾロンは2-7日目で心拍数を平均15.1bpm低下させた
・ロジスティック回帰分析で, 徐脈はPSL+IVIGへの反応性と関連していた(OR 7.2)

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
川崎病に限らず, ステロイド治療(特にステロイドパルス療法)で洞性徐脈を合併することがあることは知られています。(http://pediatrics-memo.blogspot.jp/2017/03/blog-post_15.html)

0 件のコメント:

コメントを投稿