Intravenous
Acyclovir and Renal Dysfunction in Children: A Matched Case Control Study.
J Pediatr 2015;
166: 1462-8
小児におけるアシクロビル静注治療中の急性腎毒性の発生率と危険因子を調べた後方視的症例対照研究
・アシクロビル開始後1回以上クレアチニン測定を行った, アシクロビルを投与された小児における糸球体濾過率(eGFR)低下の割合をrenal risk, injury, failureに分類した
・eGFR 25-49%の低下: risk
・eGFR 50-74%の低下: injury
・eGFR 75%以上の低下: failure
結果
・373回の治療経過中131回(35%)で腎機能障害がみられた:
・81回(22%)がrisk, 36回(9.7%)がinjury, 14回(3.8%)がfailureに分類された
・ほとんどの腎機能障害はアシクロビル開始後48時間以内に発生した
・経過観察期間中, 腎機能は正常範囲内まで戻ったがほとんどの症例でベースラインまで戻らなかった
・腎機能障害の危険因子:
・risk: アシクロビル投与量>15mg/kg
・injury: 500mg/m2/doseをベースにした, 計算された累積曝露を超える累積曝露
・failure: 年齢>8歳, セフトリアキソン併用
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