2017年12月7日木曜日

ステロイドパルス療法に関連した洞性徐脈

Sinus Bradycardia After Intravenous Pulse Methylprednisolone.
Pediatrics 2007; 119(3), e778-82

メチルプレドニゾロン(mPSL)によるステロイドパルス療法中に洞性徐脈を起こした5人のリウマチ性疾患の小児患者の報告

・すべて同様のプロトコールで治療された(mPSL 30mg/kg[最大1g] 30-60分かけて投与)
・投与前, 中, 後にバイタルサインを持続的にモニタリングした

・初回投与後から徐脈の発生まで時間の中央値は50時間
・記録されている心拍数の最低値は5パーセンタイルを下回った
 ・安静時の心拍数がベースラインで35-50%減少した
・徐脈は安静時や睡眠中に最も目立った
・1人のみで血圧が99%パーセンタイルを上回ったが, その他4人は血圧正常であった
・心電図で5人全員で施行され, 全員が洞性徐脈であった
 ・1人でQT延長が認められた
・1人で低カルシウム血症, 1人で血清リンとマグネシウムがボーダーラインの低さであった
 ・補正後も徐脈は続いた
・徐脈は無症候性で, 特別な治療をせずに3-10日で改善した

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